スペイン人の女性振付家。
”クリエイション”とはこういうことを言うのだろう
と言った感じの普段とはちょっと違ったプロセスでした。
いわゆるダンスカンパニーがやってそうな作品、
1人でも多くのお客さんに好きになってもらうための作品ではなく、
彼女がトライしてみたいこと、彼女の頭の中にあるイメージを
具体化していく事に集中するという
クリエイティビティが必要とされる毎日でした。
本当にこれを舞台上でやっても良いのかな?
お客さんは楽しんでくれるのかな?
と思うような内容もちらほら。
それだけ前例のないことを沢山した作品でした。
学びの多い毎日で、失敗を恐れず進む彼女はとても格好良かった。
それに、どんなに本番が近くなって切羽詰まっていても、
元気のないダンサーがいたら どうしたの?
と声をかけリハーサル時間を削ってでも話し込んでくれるような
最高に優しい女性。
こんな人になりたいなぁと思うような美しく強い人。
作品は賛否両論ありますが、
彼女と仕事できたことをとても誇りに思います。