ダンサー・振付家

「100年に1人のダンサー」シルヴィ・ギエム引退 最後の舞台は日本

シルヴィ・ギエム

2015年、「生きる伝説」シルヴィ・ギエムが引退した。
「100年に1人の逸材」と言われたフランス生まれのダンサーである。

2014年の夏、「とてもつらい決断だが、自ら決めたこと。人生には必ず始まりと終わりがある。」そう語って、自身が50歳を迎える2015年をもって引退することを表明した。

そして2015年3月から引退公演「Life in Progress(ライフ・イン・プログレス)」が始まった。ロンドン、パリ、モスクワ、シドニー、ニューヨークなど世界各地を回って、ギエムが最後の舞台に選んだのは日本。2015年の大晦日に東急ジルベスターコンサートで最後の「ボレロ」を踊った。

 

最初と最後が日本

16歳の時、パリ・オペラ座で初めての海外公演が日本、そして最後も日本である。
動画の最後に「16歳ころ日本と出会っていなかったとしたら違う人生になっていたでしょう。」という本人からのメッセージがある。

COURRiER JAPON の記事によると、シルヴィ・ギエムは日本人の精神性や感受性を理解し、態度や行動、そして文化までも好む大変な親日家のようだ。世界を代表するダンサーがこれほど日本人の精神や文化に共感を持ってくれているというのは嬉しい限りである。

踊り終えたシルヴィ・ギエムの晴れ晴れとした笑顔が印象的だ。この笑顔こそが、舞踊に捧げた彼女の人生が幸せであったことを物語っている。


出展: youtube

シルヴィ・ギエムが教えてくれたこと

シルヴィ・ギエムは最高のバレリーナであったと同時に、既成概念を打ち破るコンテンポラリーダンサーであった。常に新しいことに挑戦してきた真の芸術家である。
片足トゥで立ちながら、もう片方の足を頭上まで上げる「6時のポーズ」はクラシックの伝統を重んじる人たちからは下品だと批判された。

シルヴィ・ギエム
出展: http://spotlight-media.jp/

誰かに教えられたことや与えれたことを妄信してそこから出られなくなるのではなく、本当に面白いと感じること、やってみたいと思うことに挑戦する意味を人生を通して証明してくれた。

これは日本人ダンサーが学ぶべきことを示しているのではないか。自分を知り、心と体を磨き、誰かの模倣でない未知のことに挑むことの価値を教えてくれているように感じる。

さようなら、ありがとう。 シルヴィ・ギエム。

 

[外部リンク]

シルヴィ・ギエムの歴史や人物がとてもよくわかりますのでぜひお読みください。
COURRiER JAPON
シルヴィ・ギエム「引退を決めたのは自分に失望したくないし、見る人も失望させたくないから」
アイコン https://courrier.jp/news/archives/7189/

Sylvie Guillem(シルヴィ・ギエム)
アイコン Wikipedia


 

 

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