(出典:YouTube)
平野亮一さん(32)と高田茜さん(26)が英国ロイヤル・バレエ団で最高位の「プリンシパル」への昇進を決めました。
これまで同団のプリンシパルになった日本人としては、熊川哲也さん(1993年に昇格)と吉田都さん(1995年に別のバレエ団から移籍)がいますが、実に20年ぶりの快挙です。
本当におめでとうございます。
平野 亮一(ひらのりょういち)
兵庫県出身。2001年にローザンヌ国際バレエコンクールで入賞し、2002年に同団に入団。2012年に第2の階級である「ソリスト」に昇格。
母・節子さんはバレエスタジオを主宰し、兄・啓一さんも元ダンサー。
高田 茜(たかだあかね)
東京都出身。2008年にローザンヌ国際バレエコンクールで入賞し、同年9月にロイヤル・バレエ団に研修生として入団。2014年からファーストソリストに昇格。
平野さんはこのように昇格を告げられたそうです。
毎日新聞 「平野亮一さん 英ロイヤル・バレエの最高位に昇格」
http://mainichi.jp/articles/
「『軽々しい半ズボン姿で稽古(けいこ)をするのはやめてくれ。来季からプリンシパルだから』。芸術監督にそう告げられました」
平野さんは32歳ですが、30歳を過ぎてからプリンシパルに昇格したダンサーは同団では初めてです。
きっと、真っすぐに勤勉に努力を続けられたのでしょうね。そんな日本人が世界3大バレエ団のひとつで認められたことはとても喜ばしいことです。
Dance of the Matadors, Don Quixote (The Royal Ballet)
(出典:YouTube)
Prix de Lausanne 2008 – Akane Takada – Classical Variation
(出典:YouTube)
NHKニュース映像「英ロイヤル・バレエ団 日本人2人がプリンシパルに」
(出典:YouTube)
先月には日本人のオニール八菜さんがブロア賞を受賞しました。
バレエ・ブノワ賞をオニール八菜さんが受賞。日本人で2人目。
日本人の繊細さ、勤勉な姿勢、技術力が総合的に踊りに注がれた時に世界の舞台で充分に通用することが証明されつつあります。
深く掘り下げて考えること、真っすぐに追及すること、内面の表現を大切にすることなど、忘れてはならない日本人の性質や特長を思い出させてくれます。
お二人のますますの活躍をお祈りしています!